GitLab へ SourceTree から push する方法

今回は次の点を紹介.

  • GitLab でプロジェクト作成
  • SourceTree にsshキー登録
  • ローカルファイルをGitLabへpush

GitHub や GitLab へ push するまでに超えなければならないステップは多い.
いくつかのステップについては他の記事で紹介した.

動作環境

動作環境は次の通り.

  • Windoews8.1 64bit
  • SourceTree 1.8.3
  • GitLab

手順

まず GitLab でプロジェクト作成する.

1. GitLabへアクセスし、sign in.

GitLab sign in   

2. New Project をクリック

GitLab Create New Project 画面右上 New Project をクリック   

3. Project name / Project description / Create project

GitLab edit new project

  • Project name: GitLab上に保存するディレクトリ名のようなもの.
    • 基本的にはローカルにあるフォルダ名と同じ名前にする
    • 今回は tst という名前を付けた
  • Project description (optional): どんなProjectなの? 何用のファイルが入ってるの? という説明を入れる箇所
    • 今回は解説用なので次のように入力
      • tst for first push
  • Visibility Level: リポジトリへのアクセスレベルを設定.
    • 今回は完全プライベートな状況を想定して Private を選択

ここまで入力できたら Create project をクリック. 遷移後の画面で url が表示される.
この url は後程使用するので覚えておく.

今回はssh接続を想定しているので矢印箇所を ssh に設定.
GitLab での作業は一旦ここまで.

4. デスクトップに tst フォルダ作成

windows create local directory

デスクトップにtstフォルダを作成する.
このフォルダが GitLab と接続するフォルダになる.

5. SourceTree 起動. ツール/SSH キー を追加

SourceTree register ssh key

これから SourceTree へ OpenSSH キーの登録を行なう.

まずSourceTreeを起動.

次に ツール > SSH キーを追加 をクリック.

事前に作成した SSH 秘密鍵 を選択する.
私の環境だと次の場所.

  • C:\\Users\\ユーザ名\\.ssh

ここで選択するのは ssh 公開鍵 ではないので注意.
公開鍵の拡張子は .pub.

ファイル選択後, コマンドプロンプトが起動する.   

6. コマンドプロンプトにパスフレーズ入力

command prompt path phrese

起動したコマンドプロンプトにパスフレーズを入力する.
パスフレーズは ssh 公開鍵/秘密鍵 を作成した際に設定したもの.

7. GitLabで作成したプロジェクトをクローン

SourceTree clone

先程 GitLab で作成したプロジェクトをローカルにクローンする.

  • SourceTree > 新規/クローンを作成する
    • 元のパス/URL: GitLab で作成したプロジェクト url をコピペ.

コピペする url は次の図の箇所.

GitLab copy and past url

  • 保存先のパス: 先程デスクトップに作成した tst フォルダを指定.
    • 多くの場合, PC内でソースコードを管理しているディレクトリを指定する

設定終了後 クローン をクリック.

以上で GitLab 使用環境は整った.

以降の作業ではローカルで編集したファイルを GitLab へ push する.

GitLabへ commit & push してみる

1. ローカルファイルを編集

windows edit local file

先程作成した tst フォルダ内に次のようなファイルを作成.

  • firstFile.txt
This is first file for GitLab.

2. SourceTreeで 作業中ファイルをステージに上げる

SourceTree staging

SourcTreeに戻ると上図のような表示になっています.
下図の手順でファイルをステージに上げます.

  1. 作業ツリーのファイル をチェック
  2. Indexにステージしたファイル にファイルが移動したことを確認
  • SourceTree set staging

ウィンドウ右下には編集したファイルの内容が表示されます.

ステージする というのは GitLab へ push する準備を整える, というイメージ.

3. リモートリポジトリ を設定

SourceTree set remote repogitory

ここで、GitLab のどのリポジトリへ push するのかを設定する.

設定 > 追加 をクリック.

  • URL/パス: GitLabで、先程コピペしたものと同じものを再度コピペ

コピペ後 OK をクリック.

4. commit&push

SourceTree commit and push

GitLab へ commit & push する.

  1. 画面上方 コミット をクリック
  2. コメントを入力
  3. 変更を直ぐにプッシュする にチェック
  4. コミット をクリック

コミット時にコメントを入力することができる.
今回は first commit と入力.

5. GitLab でちゃんとコミットされていることを確認。完了。

GitLab check be pushed

GitLab へちゃんと push されていることを確認する.   

6. GitLab で Project/Commit をクリック

GitLab check comment

GitLabの画面へ移動し Project Commit をクリック.

この時, Commit(1) と表示されていれば push は成功している.
念のため、 Commit(1) をクリックして詳細を確認する.

Commit(1) をクリックすると次の画面へ遷移する.

GitLab check pushed files

コミット時に入力したコメントが表示されているのが分かる.
さらに、コレをクリックするとpushしたファイルの中身を見ることが出来る.

作業は以上です。   

まとめ

慣れないうちは GitLab 作業環境構築は少し大変.

今回は以上.