今回はブログ記事数が100記事超えしたので、これまでのブログ運営を振り返ってみる。
当ブログは次に点を目的に開始した。
- プログラミングスキル向上
- 知識のアウトプット
だから、これらの観点から振り返りを行い今後のブログ運営に活かしたい。
本記事では次のような比較・振り返り・分析は行わない。
- はてなブログ と WordPress のアクセス数比較
- 100記事書いたら xxx円 の収入になる
理由は、これらの分析は先述した目的とはやや異なるからだ。
0. 結論
先に100記事作成して得たメリットや感じた感想等を紹介する。
- ブログ経由で仕事のオファーを得られる
- 今後無駄な記事は作成せず、既存記事の見直しを行う
- 今後も技術系記事は続ける
これらについての詳細は本記事最後で紹介する。
1. ブログ作成環境
- windows8.1
- WordPress
- エックスサーバ
2. 100記事書くとアクセス数は上がる。でも、プログラミングスキル向上とは無関係
ここでは次の視点から分析を行った結果を紹介する。
- 全期間PV数 と 記事数 の関係
- 記事数 と プログラミングスキル の関係
先に結論を紹介すると次の通り。
- 100記事書けばアクセス数は上がる
- プログラミングスキルと記事数は無関係
2-1. 全期間PV数 と 記事数 の関係
ブログ開始時期が 2015年10月。
Google Analytics 使用開始時期が 2016年2月。
つまり、
2015年10月 から 2016年2月 までの5か月分のPV数データがない。
これを踏まえてPV数と記事数の関係を考える。
まず、月間投稿数は次の通り。
- 2015年10月 7記事
- 2015年11月 8記事
- 2015年12月 1記事
- 2016年 1月 0記事
- 2016年 2月 13記事
- 2016年 3月 29記事
- 2016年 4月 26記事
- 2016年 5月 4記事
- 2016年 6月 1記事
- 2016年 7月 7記事
- 2016年 8月 5記事 (2016.08.11 現在)
- 合計 101記事
これはひと月あたり およそ9記事 書いていることになる。
ひと月あたり9記事書いて、100記事書き上げるのに11か月費やしたので随分時間がかかったように思う。
次にPV数遷移の様子をグラフで示す・・・
と、思ったがこんな情報を入手したのでグラフは止めておく。
情報発信者のキヨタツさん、ありがとうございます。
2015年、Google Analyticsによる解析画面のキャプチャ画像(スクリーンショット)を掲載した、PV報告記事関連のブログの一部が一斉に違反扱いとなり、Adsense停止になる事件があったようです。
それまで、Google Adsenseの収益の分かる画面をキャプチャして公開することは禁止だったのですが、これに加えて、Google Analyticsの解析画面を公開することも禁止という意訳になったようです。
引用: ブロガー要注意! Google Analyticsの解析画面をキャプチャーして公開するとAdsense規約違反で停止になる | Web Make Blog KIYOTATSU
グラフを掲載することができないので、PV数と記事数、投稿数の関係を事実ベースで述べる。
- 投稿記事数が90記事を超えてからアクセス数が伸びた
- 2016年7月 月間PV数は 6455 PV/月
- 2016年5月 – 7月 は投稿記事数が激減
まず、投稿記事数 90 について。
ここでの考察は次の通り。
- 100記事近く記事を溜めたらある程度アクセスが集まるんだね
次に、7月 月間PV数について。
当ブログの7月 PV数は 6455 PV/月 である.
世間で 月間ウン万PV と謳っているサイト様、ブログ様には到底及ばない。
次に、5月 – 7月の投稿数とアクセス数の関係について。
この時期は投稿数が減る一方でPV数が伸びている。
投稿数が減った理由は、単純に 忙しかったから 。
PV数が伸びている理由は、分からない。
だから、ここでは次の点について考えてみる。
- 投稿記事数以外にPV数上昇の要因はないか?
私が思い当たる回答は 記事の質 だ。
投稿数が激減する中、私は次の点を意識して記事を書いていた。
- 自分が読みたくなるような記事を書こう
当ブログはプログラミング関連記事が多い。
私はこれらの記事を 自分用技術マニュアル/チートシート だと思っている。
私が後から読み返した時、環境構築やコマンド実行の点でそれらを再現できないと非常に困る。
まとめ方が汚い記事は読む気がしない。
自分が読み返したくなる記事を書こう。
この期間はこんな気持で記事を作成した。
たとえば、4月に投稿したMySQLの記事。
これは見るも無残なメモ程度の記事になっている。
MySQL -よく使うコマンド一覧-
- mysql -u root
- set password for root@localhost=password(‘○○○○’);
- create database ○○;
- drop database ○○;
- use ○○;
- grant all on ○○.* to □□@localhst identified by ‘○○(パスワード)’;
一方、7月に投稿したvagrant managerインストール記事。
これは無駄な情報を極力省き、端的に必要な情報をまとめいる。
[windows] Vagrant Managerインストール方法
- 背景
- インストール
- 公式HPへアクセス
- 最新版をダウンロード
- 手順に従ってインストール
- 起動確認
- まとめ
これらの記事は異なる内容なので単純な比較は出来ない。
しかし、コマンドを羅列しただけの前者よりも、手順を簡潔に紹介した後者の方が多くの読者に受け入れられるだろう。
前者は私個人に役立っても、MySQLの知識がない他者に役立つとは言えない。
後者はvagrant Managerの知識がない他者でも 「便利そうだな」 と思える。
もし記事数以外にPV数上昇の要因があるとすれば
- 記事の分かりやすさ
だろう。
つまり、
投稿数 < 内容,分かりやすさ
だということ。
ここまでをまとめると次のようになる。
- 100記事書けばPV数が ウン千PV まで上がる
- 記事内容をこだわれば PV数向上 が見込める (仮説)
私は当ブログを個人的な技術マニュアルだと考えている。
だから、今後は投稿数よりも見やすさ・分かりやすさ重視で更新していく。
その結果、PV数も向上するのではないだろうか。
PV数は高いに越したことはないが、直近では特別な対策は行わない。
ウン千PV/月 という数は見栄えがしないが、まずは私自身にとって価値あるブログ、分かりやすいブログを目指していこうと思う。
2-2. 記事数 と プログラミングスキル の関係
ここでは 100記事書いてプログラミングスキルが上がったか について紹介する。
結論は次の通り。
- 記事数とプログラミングスキル向上 は無関係
以下、所感を述べる。
プログラミングスキルと記事数との間に相関はない。
プログラミングスキルはエラーとの戦いを重ねて向上するものだ。
発生したエラーについて書籍やGoogleを頼ってみる。
そして、色々と試行錯誤してみる。
それでようやく期待通りの機能ができる。
その結果、プログラミングで実現できるモノ・コトが増えていく。
私はこの作業を繰り返して今に至る。
今後も同様な作業を経て出来るモノ・コトが増えていくのだと思う。
ブログ記事数がこれらのエラーを解決してくれる訳ではない。
100記事書いたら xxx のエラーが消えるよ、みたいな。
こんなことはあり得ない。
しかし、あなたは
「でも、HTML, CSS のスキルは上がるんじゃないの?」
と思われるかもしれない。
答えは ノー だ。
HTML, CSSはブログ/サイトの見た目に関わる言語だ。
現状では、私はブログの見た目はWPテーマの機能に頼っている。
ある程度見た目に変化を起こすGUIが用意されているのだ。
つまり、私自身はHTML, CSSに触れていない。
触れていない以上、エラーと戦う機会はない。
エラーと戦っていないので、私のHTML, CSSスキルは向上していない。
一方で、次のような人はHTML, CSSのスキルが向上するだろう。
- ブログデザインを気にして HTML, CSS を触る人
ここまでをまとめると次のようになる。
- ブログ記事数とプログラミングスキルは無関係
- その言語にどれだけ触れたかがプログラミングスキルに影響する
ちなみに。
私はブログ投稿記事数を重ねて得られるスキルは次のものだと思う。
- WP自体の操作方法習得
一方で、次のスキルは自身が意識しない限り得られないと思う。
- 文章作成能力
- 短時間で記事を作成する能力
私はもっと分かりやすい論理的な文章を書きたい。
より短時間で なるほど と思える記事を。
ここで、これらのスキルを磨くにあたって参考になった書籍を2冊紹介する。
一冊目はこちら。
[amazonjs asin=”447802099X” locale=”JP” title=”ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング”]
本書は紙とペンを利用したシンプルな思考法を紹介している。
考えを全て紙に書き出すことで、視覚情報が思考を深める手助けをしてくれる。
また、考えを書き出す作業に1分間というタイムリミットを設けることで、意識的に短時間集中を実践させる。
考えを書き出す。
書きだした情報を元に、作業の優先順位を付ける。
不要な作業・内容は省く。
この作業を、私はブログを書く前に必ず実践している。
二冊目はこちら。
[amazonjs asin=”4478490279″ locale=”JP” title=”考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則”]
本書は構造的な文章構築手法と論理的思考方法について紹介している。
ページ数が多いが、懇切丁寧に書かれているので要点を把握するのは容易だろう。
ただ、個人的には本書で採用されているビジネスシーンの具体例がピンとこないものだった。
だから、 何がポイントなのか を常に意識して読む必要がある。
参考までに。
私が読んだ書籍は次のページにまとめてある。
3. 100記事作成で得たメリット
ブログを続けていると多かれ少なかれメリットがある。
ここでは当ブログで100記事書いて得たメリットについて紹介する。
- コメントがもらえた
- 某企業からアフィリエイトのオファーを頂いた
コメントがもらえた
コメントが貰えるのはメリットだ。
何故なら、作成した記事が読まれているという証だからだ。
頂いたコメントが記事内容に対する修正提案だった場合、その記事はより高品質なものになる。
人によっては100記事より少ない記事数でコメントを貰えるかもしれない。
私は100記事書いてようやく1件のコメントを頂けた。
その時の記事はこちら。
Wedge Mobile Keyboard U6R-00022のFnキーで悩んだときの解決方法 | たきもとけんご.com
この記事では、私が購入したキーボードのイマイチな点とその解決方法を紹介した。
イマイチだな、と思った点は次の通り。
私が思うイマイチだった点を。
–左下Fnキー + F1-F12 の同時押しが必要 -> 少し面倒
引用: [Microsoft]どのキーボードが良いか悩むあなたにおすすめ : ワイヤレス Bluetooth Wedge Mobile Keyboard U6R-00022 | たきもとけんご.com
この点はAutoHotKeyというソフトを用いて解決した。
この方法はfc2ブログの2ZZ氏がブログで紹介していたものだ。
私は2ZZ氏の方法を若干アレンジし、自分用にカスタマイズしたものを記事にして紹介した。
コメントは2ZZ氏本人から頂いた。
内容は、AutoHotKeyの終了方法が適切ではない とのご指摘だ。
このコメントによって上記記事はより高品質なものになった。
この場で改めて御礼を言わせて頂きます。
2ZZ氏、ご指摘ありがとうございました。
某企業からアフィリエイトのオファーを頂いた
先述したように、100記事書かずともコメントを貰える人は大勢いるかもしれない。
しかし、ブログ経由で直接アフィリエイトのオファーを貰える人はどれだけいるのだろうか。
私は コデアル株式会社 から直接アフィリエイトのオファーを頂いた。
その時の記事はこちら。
ブログのお問い合わせページから依頼が来た話 | たきもとけんご.com
コデアル株式会社の社長に会いに行った話 | たきもとけんご.com
結論から書くと、私はアフィリエイトのオファーをお断りした。
そして、WEB業界について無知すぎたので情報収集を兼ねてオファーしてくれた企業へ遊びに行ってきた。
ブログ経由でこのような依頼を頂けるということは、それだけ評価されているということだ。
有り難い限りである。
当ブログの運営方針は完全に定まっている訳ではない。
既に投稿されている多くの記事も誤字脱字が多いので書き直しが必要だろう。
だが、今後も誰かの役に立つような記事を作成することができればこんなに嬉しいことはない。
今回のオファーは私にとって次の点でメリットだった。
- ブログ経由で仕事の依頼を頂けた点
- ブログ運営のやる気・モチベーションに繋がった点
4. まとめ
ここまで100記事書いた出来事やアクセス数、メリット等を長々と振り返ってきた。
以上を踏まえた感想を述べると、冒頭で紹介した結論になる。
- ブログ経由で仕事のオファーを得られる
- 今後無駄な記事は作成せず、既存記事の見直しを行う
- 今後も技術系記事は続ける
以下、詳細を述べる。
ブログ経由で仕事のオファーを得られる
先述した通り、ブログ経由で仕事のオファーを得ることは可能だ。
それがアフィリエイトでも、WEB製作でも。
これは一重に、ブログを通じて情報発信をした成果だと思う。
私は今回、アフィリエイトのオファーを頂いた。
今後は、それとは異なるオファーを頂く機会があるかもしれない。
今回のオファーは私のブログ運営に対するモチベーションを維持・向上させるのに十分な出来事だった。
私は たきもとけんご 個人として、 WEB/プログラミング/情報発信等 のスキル磨き、今後も個人または企業の役に立てるように精進するつもりだ。
今後無駄な記事は作成せず、既存記事の見直しを行う
残念ながら、当ブログにはムダだと思われる記事がいくつか存在する。
理由は、 記事の質は問わず 「とりあえず 100記事 」 を目指していたからだ。
誰かの役に立たずとも、少なくとも自分にとって価値のある記事にすべきだ。
自分にも他者にも役立たない記事なら書かない方がマシだ。
何故なら、1記事作成するだけでも多くの時間を費やすから。
その時間で他のことをした方が余程有意義である。
だから、私は 「今後もたくさん更新します!」 という宣言はしない。
むしろ、更新する記事をもっと絞りたい。
そして、既に投稿した記事をもっと分かりやすい形に書き直したい。
現状では、私の記事の多くは誤字脱字が目立つ。
あと、先述したMySQLの記事のような これってメモ? という記事もある。
書き直すなら、まずはこれらの記事から着手したい。
今後も技術系記事は続ける
冒頭でも述べた通り、当ブログは次の点を目的にしている。
- プログラミングスキル向上
- 知識のアウトプット
自分がハマったエラー、ハマった環境構築方法、作ったモノ等は今後も記事を通して発信してゆくつもりだ。
先述したMySQLの記事のように、作成した技術系記事は自分に役に立っている。
たとえそれが メモ同然 の記事だとしても。
それらが、私だけではなく他の方に役立てば嬉しい。
エラー対処やちょっとした機能についての記事はいくつか作成してきた。
しかし、いわゆる 「動くモノ・サービス」 はまだお披露目できる形で作成したことがない。
私の直近の目標は、これを作ることだ。
なんでも良いから、2016年中に動くモノを作る。
これを締めの言葉として本記事を終える。
今回は以上です。