こんにちは。たきもとです。
GitLabの使用環境を整える必要が生じたので、それに関連する記事を紹介します。
今回は Git のインストール方法について紹介します。
背景
以前別の記事でもまとめましたが、GitLab環境構築にあたって必要になったので再度まとめます。
その時の記事はこちら。
土日で分かるPHPプログラミング教室の実践 | たきもとけんご.com
動作環境、git バージョン
今回インストールする動作環境やgitバージョンなど。
- Windoews8.1 64bit
- git for windows 2.9.2
手順
1. 次のURLへアクセスし、Downloads for Windows をクリック
2. ダウンロードした .exe をダブルクリックで起動
3. Next
ライセンス契約です。
4. Next
インストール先ディレクトリの設定です。
デフォルトで問題無いでしょう。
5. チェックし、Next
– Additional Icons
bash(UNIX で使用するシェル) の起動ショートカットアイコン置き場の設定。
今後使うかもしれないのでチェック。
– Windows Explorer Integration
ファイル,ディレクトリの右クリック時表示メニュの設定。
SourceTree で視覚的に操作する予定なのでここのチェックは不要。
– Associate .git* configuration files with the default text editor
*.gitファイルをデフォルトのテキストエディタで開く設定。
私はAtomユーザだが、この辺りの設定は後からどうにでもなるのでチェック不要。
– Associate .sh files to be run with Bash
*.shファイルをBashで実行する設定。
こちらも後からどうにでもなると判断し、チェックを外す。
– Use a TrueType font in all console windows
bash以外の全コンソールウインドウのフォントを変更する設定。
漢字等、マルチバイト文字列は文字化け必至。
チェック不要。
最終的に上図のような状態になる。
6. Next
スタートメニュー追加確認。
7. チェックし、Next
環境変数pathへの追加設定。
– Use Git from Git Bash only
環境変数pathへは何も設定しない。
– Use Git from the Windows Command Prompt
環境変数pathへ C:\Program Files\Git\cmd を追加。
このディレクトリには次のファイルが生成される。
- Git.exe
- gitk.exe
- git-gui.exe
- start-ssh-agent.cmd
ここをチェックすることで、次の環境からGitコマンドが使用可能になる。
- cmd.exe
- PowerShell.exe
- bash.exe (MinGW/MSYS)
- その他
– Use Git and optional Unix tools from the Windows Command Prompt
環境変数pathへは次の3点を設定。
- C:\Program Files\Git\cmd
- C:\Program Files\Git\mingw64\bin
- C:\Program Files\Git\usr\bin
コマンドプロンプトからUnixコマンドを使用する設定。
Warningにも書かれているが、windowsが持つ find, sort等、いくつかのコマンドが上書きされる。
これらを考え、上図のようにチェックした。
8. Next
SSH 実行方法を選択。
サーバやGitHub, GitLab等と接続する多くの場合、ssh接続が用いられる。
ssh接続をする際は 公開鍵/秘密鍵 を生成する必要がある。
ここではどちらの方法でそれらを生成するかを選択する。
– User OpenSSH
Git をインストールした際に得られる ssh.exe を使用。
環境変数は変更されないので必要に応じて自分で設定する必要がある。
今回は ssh鍵をこちらで生成する。
ssh 公開鍵/秘密鍵 生成方法は別途記事にする。
– Use (Tortoise)Plink
ssh クライアントソフトの Putty や TortoiseGit を使用する場合はこちらを選択。
私は Rlogin.exe を利用しているので他方を選択する。
9. チェックして Next
改行コードの取り扱いに関する設置。
この設定が存在する理由は、Windows と Mac で改行コードの取り扱いが異なるから。
どちらかというと windowsユーザ に配慮した設定項目である。
私は、改行コードはエディタで設定すれば良いと考えている。
つまり、Gitで設定する必要はない。
だから、図のように設定して Next.
– Checkout Windows-style, commit Unix-style line endings
リポジトリ内改行コードが LF に統一される。
チェックアウト/コミット 時に次のように変換される。
- チェックアウト時: CRLF (Windows 風)
- コミット時: LF (UNIX 風)
– Checkout as-is, commit Unix-style endings
コミット時に LF に変換。
– Checkout as-is, commit as-is
改行コード変換をしない。
10. Next
Gitで使用するコンソールの設定。
デフォルトでOK.
– Use MinTTY (the default terminal of MSYS2)
PuTTYベースのターミナルエミュレータを使用。
– Use Windows’ default console window
コマンドプロンプトを使用。
私はコマンド・プロンプトが嫌いなので他方を選択した。
11. チェック後 Install
キャッシュや認証関係の設定。
– Enable file system chaching
git status, git log 等で待つ時間、つまり応答速度を改善するオプション。
PCのメモリに余裕があればチェック。
私はチェックした。
– Enable Git Credential Manager
“Git Credential Manager for Windows” (Windows資格マネージャー)をインストールするか否かを選択可能。
このソフトの役割は次の通り。
- GitHubやTeam Foundation Services等へのアクセス時に要求される二段階認証に対応
- https アクセス時の認証情報を保存
- 二段階認証の手間を減らす
後で必要になったらインストールする。
今回はチェックを外した。
12. 完了
この画面が出てきたら完了。
まとめ
バージョン管理ができるようになると、PCに万が一のことがあっても安心です。
私は家で作業するときはwindowsですが、コミットしている会社で作業するときはMacです。
Macには マイファイル という実態のないディレクトリがありまして。
それを空にしたらローカルのディレクトリ構造が崩壊しました。
Gitに退避させていたコードは無事でしたが、それ以外のファイルは全てゴミ箱から探すことになります。
数千個のファイルから特定のモノだけ抽出するのは不可能です。
個人でもチームでも。
Git等のリポジトリを用意してこまめにコミットしましょう。
今回は以上です。